『夢ヶ浦吹奏楽団』 CONCEPT

『命に優しく、地球に優しく、そして未来に優しく』

 毎日のように世界各地でテロや猟奇的な無差別殺人が起こり、尊い命が奪われています。それは人間だけに限りません。日本では年間30万匹もの犬や猫達の命が人のエゴによって奪われています。大規模な自然災害や異常気象にも見舞われています。地球に対して人類が余りにも我が物顔に接してきたツケが回ってきている気がしてなりません。今我々人類が必要としているのは、あらゆるものに対する 優しさ ではないでしょうか。
 言葉を発すれば争いが起こる世の中にあって、国境も言葉の壁もなく、奏でる者も聴く者も心を一つに出来るもの、そして、誰しもが持っている優しさに直接訴えかけられるもの、 それは音楽です。 そんな想いの下に企画されたのが  本公演−劇的コンサート−「夢ヶ浦吹奏楽団」です。 本公演は芝居とコンサートが融合した新しい形の舞台です。勿論演奏するのは出演者達。数十年前に吹奏楽を経験した者からまったくの初心者まで、現代社会に危機感を募らせ未来の為に何かアクションを起こそうと集まった者達が長期に亘る練習の成果をお聞かせします。尚本舞台の収益金の一部は自然保護団体、及び動物愛護団体に寄附されます。

CONCEPT

 ペットブームの裏側でどれくらいの犬や猫、その他の動物達の命が人の手によって奪われているかご存知でしょうか。
 平成17年度日本全国で殺処分された犬の数は132、238匹、猫231、697匹にも及びます。決して桁を間違えているのではなく実際の数字です。この他にも化粧品や新薬の開発の為に実験台にされる様々な動物達や犬の繁殖業者やペットショップでの実数を確認出来ない売れ残りや販売に適さない余剰固体を処分している数を入れればもっと多くなります。
 世界各地でテロが起こり、親が子供を、そして子供が親を殺す。その他にも殺伐としたニュースが流れない日はありません。
世界規模での異常気象にも見舞われています。地球に対して我々人類があまりにも我が物顔で接してきたつけがまわってきている気がしてなりません。
 人類は何処に向おうとしているのでしょうか。言葉を発すれば争いが起こり、価値観が多様化するこんな世の中だからこそ、今音楽が必要とされているのではないでしょうか。
 音楽に国境はありません。誰しもが心を一つに出来るもの、それは音楽です。時に音楽は言葉を超えて人々の心に訴えます。
 今我々人類が必要としているものは、あらゆるものに対する“優しさ“ではないでしょうか。思いやりの心です。優しさは誰しもが持っているものです。その優しさに直接訴えかけられるものが音楽です。

 そんな想いの下に企画されたのが本舞台で、タイトルにあるように本舞台は今までにないストーリーを持ったコンサートです。音楽的エネルギーに演劇的エネルギーが融合すれば、更に新たな感動空間が創造される筈です。
 映画やテレビ等でよくある吹き替えはいっさいなく、演じるのは勿論、楽器を演奏するのも全て出演者が行います。役者が演奏するからといって、コンサートと銘打つ以上演奏レベルに妥協はしません。
 また、近年中学校や高校卒業以来数年、数十年ぶりに楽器を手にする人々が増えていると共に吹奏楽の人気も年々高まってきています。ただ、一つのジャンルとして吹奏楽が幅広く一般の人達に認知されているかというと、諸外国に比べまだそこまでには至っていない気がします。本舞台を企画した理由のもう一つに吹奏楽の普及という目的があります。
 本舞台終了後も楽団は独立して演奏活動を続けて行きます。吹奏楽の楽しさ、素晴らしさを伝えて行くと共に本舞台のようにメッセージ性をもった個性的なステージを目指します。

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